スクフェスACのススメ

この記事はラブライブ! Advent Calendar 2017の23日目の記事として公開されています。

昨日(?)の記事は、@Darsein_LL さんの「ラブライブの歌詞を可視化する」でした。

ラブライブ!の曲は特に、「今」と「いま」とか、漢字・ひらがな/カタカナの表記揺れ(意図的なものでしょうが)があったりするので、そういう変遷がありつつもその中で変わらないのが「私」や「夢」なのかなぁ、とか勝手に想像していました。

μ'sとAqoursの差もなかなか面白いですし、私的なイメージとしてもあまり違和感がない結果でした。

 

というわけで早速本題です。

スクフェスACとは?

スクフェスAC(アケフェスと呼ばれることも)とは、正式名称「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル〜after school ACTIVITY〜」の、アーケードゲーム(ゲームセンターでプレイするヤツ)です。

 

 

製作発表が2015/11/27のFinal Live発表直前あたり。飯田さんが去年のポタフェスだったかで言及してましたが(記憶が怪しい)、確か劇場版の打ち上げでは声も収録していて、プレイ体験できたそうです。

 その後、2016年3月からのスクフェスミニ感謝祭各地でのロケテ(ロケーションテスト、開発途中のものをユーザに触って貰いアンケート等に答えてもらう)や夏にはゲームセンターでのロケテを行い、2016/12/6に全国のゲームセンターで稼働開始しました。

 

稼働店舗は、そこまで多くありません(ないゲームセンターが大半)。

稼動店舗一覧 - 稼動店舗 - ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~ 公式サイト | SQUARE ENIX

多くない理由は、基本的に1セットが筐体4台(サテライト3台+センター1台)であるためと思われます。この点は「気軽にやりに行ける」人が限られてしまうので、少し残念なポイントですね・・・。

稼働店舗については、有志でGoogle mapなどでまとめている人がいますので探せば見つかると思います。ただアップデートに追随する必要があるため、アップデートがすぐ分かるように監視しておくスクリプトでも作ろうかなぁと考えています(年末年始がんばります)。

というわけで、これよりスクフェスACのここが楽しいというポイントを8つお伝えします。


スクフェスACのここが楽しい

その1. 自分にあった難易度でプレイできる

下記はサテライト筐体(曲をプレイする)の遊び方です。イメージ的にはスマホスクフェスと似ています。

遊び方 - サテライト筐体で遊ぼう - ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~ 公式サイト | SQUARE ENIX

所謂「音ゲー」と聞くと、敷居が高いように見えますが、スクフェスACのプレイヤーはやはりラブライバーが大半で、それぞれ自分の好きな難易度でプレイしています。フルコンをするために頑張る人、低難易度でALL PERFECTを取るために頑張る人、プレイは低難易度でまったり行いながら、(後述します)プロフィールカードに撮影できるポイントを虎視眈々と探している人、プレイスタイルは様々で、自分にあったプレイスタイルで皆楽しんでいます。


その2. μ'sの踊りが見れる

スマホスクフェスとの 大きな違いはやはり実際にμ'sの踊りが見れるところでしょう。

なんだかんだで穂乃果ちゃんたち9人の踊りが見れる機会は、シングルについてくるMVと、アニメ内でのダンスがほぼ全てで、残りはスクパラくらいしかなかったのではないかなと思います(二次創作等は別ですが)。そう考えても、やはりμ'sが踊るのが見れるコンテンツは貴重ですし、ありがたいですね・・・。

実際に踊りを見ていただけると分かるかもですが、私は初めて見た時からもう「かわいい‥」を発する機械になっていました。可愛いです。髪の毛の動きや影等もなかなかのリアリティで、(少しめりこんだりみたいなアレはありますが)ほぼ違和感もなく素晴らしい出来になっています。

 

もともとラブライブ!ではプロのダンサーさんが踊りモーションキャプチャ(?)したデータがあり、それをもとにアニメのCG等が作られていると聞いたことがある気がします(要出典)。恐らくはそのデータをもとに、スクフェスACのダンスもできていると思われます。

http://www.lovelive-sifac.jp/images/howtoplay/satellite/image02.jpg

ただ、プレイしていて、割と現実のライブに似てる気がするなぁ〜と個人的に感じることも(Music S.T.A.R.T!!が4thに似てる?等)。鶏が先か卵が先かという話かもしれないですが。

 

なお、「輝夜の城で踊りたい」「だってだって噫無情」では扇子を持ったパフォーマンスを見せてくれますし、「Marmaid festa vol.2〜Passionate〜」ではタオルをびゅんびゅん振り回してくれます。最高です。

その3. カメラの位置が変わる

シングルMVやアニメでは、基本カメラの位置はもちろん決まっており、その位置で見えない人は基本的に生のライブで見るしか踊りを見る手段はない状態でした。

が、しかしスクフェスACでは、その常識を覆す「カメラスキル」があります。スキルには2種類(メンバーフォーカス・ダンスフォーカス)がありますが、

・メンバーフォーカスが発動すると、1人のメンバーにカメラがズームされる

・ダンスフォーカスが発動すると、9人全体が見える位置にカメラが下がる

という効果が発動します。

メンバーフォーカス例 (iPodTouchで撮ったのでボケた・・・)

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ダンスフォーカス例

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みんな可愛いですね〜。

ちなみに、メンバーフォーカスには"正面フォーカス","左フォーカス","右フォーカス"の3種類があり、様々なズーム角度で楽しむことができます。

ダンスフォーカスは上記のように全体を俯瞰できるため、これを続けていると全員の踊りに加え「全体のフォーメーションがどう変わるか」等も見ることができ、本当にライブでもこの俯瞰カメラの映像も出してくれという声が一部で上がっていた気がしますが、やはり実際に見ても良いものです。

ちなみに上記のダンスフォーカスの絵ですが、Music S.T.A.R.T!!の1カットです。スクフェスMusic S.T.A.R.T!!をプレイされたことがある方は分かると思いますが、スクフェスMスタはBメロが終わった後サビ前に特殊な2拍が入りサビに移ります。スクフェスACも曲はスクフェスと同じであるため、上記特殊な2拍のフリが追加されており、上記絵はその1カットとなっています。

 

※現状のフォーカススキルは、基本的にはイントロ/アウトロでは発動しないため、残念ながら現在はAメロ~サビでのカメラ位置変更ができます。今後何かしらカメラの位置が変わる新しい仕組みの導入もあると思いますので、期待していましょう。

その4. 表情が豊か

 上記のメンバーフォーカスの東條希さんを見てかわいいと思った貴方、握手しましょう。

スクフェスACはみんなの表情も豊かです。笑顔で踊るところの可愛さはもちろん、ところどころにあるウインクは何人もの人を殺してきました。

さらに細かい点では、上記の笑顔の東條希さんの1カットは、タカラモノズのサビの「いまここで 見つけたタカラモノたくさんだね そうだね みんなの笑顔さ」の最後の"""笑顔さ"""の部分です。ここでμ's9人みんなが笑顔になります。歌詞も大切にしてくれていてとても嬉しい。

下記はだってだって噫無情のサビの「噫無常...この世界は悲しみに満ちてる」の扇子をぶん回しているところですが、みんなの表情がここで切なそうな表情になります。

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うおおおお(lost 語彙)


その5. 複数人で遊べる

スクフェスACは、協力プレイとして「2人プレイ」「3人プレイ」「9人プレイ」が用意されています。「9人プレイ」は、スクフェス感謝祭や、公式イベントでの特別な時にしかプレイできません(そもそも9台サテライト筐体がないとできませんが)。

「2人プレイ」「3人プレイ」はどこのゲームセンターでも3台はサテライト筐体があるため可能です。なお、通常は100円で2曲ですが、「2人プレイ」「3人プレイ」を行った時だけ100円で3曲プレイが可能になります。

1人だけのプレイでは、上記カメラスキルなどのスキルが3回までしか使えないですが、3人プレイになると9回使えます。9回使えると、ほぼAメロ〜アウトロ途中くらいまでカメラスキルやその他補助スキルが発動したままになり、色々な意味で得になります。

 

その6. ライブを撮影し、プロフィールカードとして残せる

 可愛い映像を見たら、それを残したくなりませんか?

スクフェスACでは、プレイした映像を「センター筐体」でリプレイし、撮影、プロフィールカードとして残すことができます。これができる点が通常の音ゲーとは一線を画す点でしょう。

遊び方 - センター筐体で遊ぼう - ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~ 公式サイト | SQUARE ENIX

曲が流れ、迷惑にならない程度に踊りながらベストショットを撮影。センター筐体はタッチパネルになっていますので、撮影は撮影ボタンをタップするだけです。最初は反応しづらいこともあるかもしれませんが、徐々に慣れていくでしょう。

 

わたしが撮影したプロカを置いておきます。

 

Twitterでもハッシュタグ(#スクフェスACプロカ投稿)などで皆のお気に入りのプロカがよく投稿されています。また、スクフェスACプレイヤー同士が初めて会ったりすると、まずプロカを交換することが多いです。

 

 

その7. 新規イラストが可愛い

 ひと段落したμ'sにとって、新規イラストというのは本当に稀有なものでした。アケフェスは、それを定期的に提供してくれる本当にありがたさに溢れるコンテンツです。

まずはメインビジュアル。新衣装の「スクールユニティ」を身に纏ってのイラストです。新イラストに加え、新衣装まで実現してくれるとはありがたい限りです。

http://www.lovelive-sifac.jp/images/top/mainvisual161206.jpg

なお、昨日に来年から使用される新メインビジュアルが公開されました。衣装の詳細も語られていませんが、今後の展開に期待しましょう。

 

スクフェスACでは、スキルやメンバー衣装をカードの形で印刷できます。その際のイラストも全て書き下ろし。しゅごい。しゅごしゅぎる。

既存の衣装についても全て新規書き下ろしをしてくれています。感謝の舞。

https://pbs.twimg.com/media/DRT6IB2WsAEVKfW.jpg:large

https://pbs.twimg.com/media/C-EqiTYVoAA_AKX.jpg:large

https://pbs.twimg.com/media/DKjScM3UQAA1jnS.jpg:large

https://pbs.twimg.com/media/DRpsmCNUEAAHFfy.jpg

可愛いですなぁ・・・(語彙が不要)

その8. 声優さんも踊っていない曲のダンスが見れる

急遽増やしてしまいました。昨日発表された内容で、とうとう全原理(失礼)が待ちに待った、ダンス未披露曲のスクフェスAC実装が決定しました・・・!

http://img.sunrise-inc.co.jp/images/2017/12/201712221859028526.jpg

 ラブライブ!μ'sの曲は「ライブで披露されて映像に残っている曲」が大半ですが、

・「ライブで披露されたが映像に残っていない曲」(愛は太陽じゃない?/ぷわぷわーお!/Silent tonight等)

・「ライブで披露され映像にも残っているものがあるが特殊な披露形式(トロッコ等)のため踊りが披露されていない箇所がある曲」(タカラモノズ/Shangri-la shower等)

・「そもそもライブで披露されていない曲」(Paradise Live/HEART to HEART!等)

などが割とたくさんあり、μ's過激派(失礼)は(特に思い入れのある曲について)繰り返し見る場ができるのを無限に待ち続けています。

スクフェスACは、当初からタカラモノズという上記に合致する曲があったりしていて(個人的に)話題になっていましたが、やはり最後のポチの「そもそもライブで披露されていない曲」については、実装の望みは他に比べれば高くないと思っていました。

今回それが実装されることが決定したということで、他の(未披露)曲も実装される可能性は格段に上がったのではないかなと思います。それが実現されるかどうかは、これからの私たちユーザーの盛り上げ・盛り上がり方次第なのではないかなと思っています。


おわりに 

ちょうど今、1/8(月・祝)までAqoursの曲がプレイできる先行体験版(普通にお金はいりますが)も出ています。あくあのちかちゃんたち9人がStep, Zero to One!を踊っているのが見れるのはアケフェスだけ!(だよね?)

http://www.lovelive-sifac.jp/images/information/2017/a003f92376f3b962ce0955d8c341c7250196207d.jpg

 

もしかすると、スクフェスACに少し触れづらい理由に「プレイする人に原理っぽい人が多い」というのを挙げる方がいるかもしれません。それは確かに私も含めて個人的にもある程度そんな気はしていますが、逆に考えると、μ'sの供給が少なくなっている現在、そういう人はスクフェスACが心の数少ないオアシスなわけです。そういう人が何よりも恐れるのは「スクフェスACの終了」、深く考えてる人ほど、(それがAqoursのプレイだとしても)まず一番にはスクフェスACをプレイする人が増えることを望んでいます。是非、他の人のことは気にせずプレイしちゃって下さい。

たくさんの人がプレイすればするほど、スクフェスACの展開も色々進んでいくと思います。神田明神でのプレイイベントや映画館でのリアルイベントなども時折やっており、挑戦的なイベントも多く、今後にも大きな期待です。

 

Advent Calendarなのに技術的なことを何も書いていないので、ちょっと年末年始は色々コーディングに真剣になろうかな・・・

 

というわけで明日の記事は@psycommu_GGさんの「だって、いつでもヨハネは真実の存在なんですもの.......」です。わたしも割と不幸体質なので、善子ちゃんに少し親近感があります。楽しみにしましょう。